診療時間

診療時間
9 : 00 - 12 : 30-14:00
14 : 30 - 18 : 00第2・第4

往診

往診

休診日
日曜・祝日
最終受付時間
平日午前 - 12 : 15 / 平日午後 - 17 : 30 / 土曜午前 - 14 : 00

診療案内GUIDE

やました診療所で受けられる
診療内容の一覧です

心臓・血管外来CARDIOVASCULAR SURGERY

心臓・血管外来

当診療所の院長は、心臓血管外科専門医です。心臓や血管のご病気、またはそれらのご病気が心配な方々に対して専門的に診察できます。心臓や血管の病気といっても多種にわたります。狭心症や心筋梗塞、弁膜症、心不全、不整脈などが主な心臓の病気であり、血管の病気として、動脈瘤(りゅう)などの大動脈疾患、頸動脈や下肢動脈硬化などがあります。胸が痛い、息切れ、動悸がする、めまいや立ちくらみ、むくみがひどい、などの症状でお困りの場合は、早期の診断が大切ですので、まずはご相談ください。当診療所は超音波検査(エコー)や脈波測定器(下肢動脈狭窄病変検査)を備えており、非侵襲的に心臓や血管疾患の検査が可能で、専門医による説明を行います。

症状のリスクとなる生活習慣病(高血圧、脂質異常症、糖尿病など)にも対応しております。高血圧や動脈硬化のリスクが高い方では、血液検査、心電図検査、心エコー検査、頸動脈エコー検査などにより、動脈硬化のリスクと進行の程度を把握し、その予防に努めます。また重症例に対しては、さらなる精密検査(造影CT検査など)を連携病院にて行います。当診療所では他院でペースメーカーの手術をされた患者様のその後の経過観察もさせていただきますのでご希望の方はご相談ください。
当診療所で診察した結果、より詳しい検査や高度な治療(手術治療など)が必要な場合は、総合病院や大学病院へご紹介させていただきます。


こんな症状はご相談ください

・胸が痛い、胸を締めつけられる感じがする、胸の圧迫感がある
・階段や坂道を上がると胸が苦しくなる、以前より息切れがひどくなった
・夜、横になって寝ると息苦しい
・ドキドキ動悸がする、脈が速い、脈が乱れたり、飛んだりする、脈が遅い
・ふらふらとしやすい、めまいがする、気を失った(失神)ことがある
・血圧が高い、薬を服用してもなかなか下がらない
・足のむくみが気になる
・健診の心電図で異常を指摘され、心臓の雑音を指摘された
・高血圧や糖尿病、コレステロールが高くて動脈硬化が心配
・家族や親戚に心臓病の方がいて、自分も心配 など

上記に当てはまらなくても、ひょっとして心臓の病気?と皆様が思われる症状一つひとつに対応します。
何か起きてからでは遅くなってしまいますので、まずは遠慮なくご相談ください。


主な病気

狭心症

狭心症
動脈硬化などが原因で冠動脈の血流が十分でなくなると、心臓が酸素不足となり、痛み、圧迫感、絞扼(こうやく)感(しめつけられる感じ)などの胸部症状が現れます。ちょうど心臓の筋肉の筋肉痛のような状態です。このとき、心筋の細胞は失神した状態にあります。これが狭心症の発作です。

最初のうちは、心臓がたくさんの酸素を必要とする運動時だけに症状が出ることが多く(労作性狭心症)、筋肉痛のように休むと治まることが多いのですが、病気が進行すると安静時にも症状が現れるようになります。

また、狭心症の中には、冠動脈に動脈硬化がなくても、冠動脈自体が痙攣・収縮(攣縮=れんしゅく)し血流が悪くなり、狭心症のような症状が出る場合があります。このような状態を「冠攣縮性狭心症」といいます。これは血管の中は動脈硬化によって細くなっていないことが多いので、血流の低下(発作)は運動時・安静時に関係なく起こります。特に朝方の発作が多く、「朝方胸が痛くて目が覚めた」という患者様が多くいらっしゃいます。

心筋梗塞

動脈硬化で冠動脈の内腔が狭くなったところに、急に血液の小さな塊(血栓)が詰まって血管を塞いでしまうと、酸素が供給されなくなった心筋がダメージを受ける心筋梗塞が発症します。梗塞とは細胞が”窒息死”した状態のことを言うので、心筋細胞が窒息死することを心筋梗塞といいます。

狭心症及び心筋梗塞については、判断の遅れが命につながることがある点がこわいところです。状態によっては緊急的な処置や手術治療が必要となる場合もありますので、胸部症状を自覚するときには、早めに検査を受けることが大切です。

心不全「弁膜症」

検診等で心臓に雑音がある、労作時の呼吸苦、下肢のむくみ、全身倦怠感や時に失神発作などがある場合、弁膜症がある可能性があります。治療は、軽症~中等症までは、薬物治療(利尿剤、強心剤)が中心となります。しかし、病状が進んでくるとうっ血性心不全とも言われる状態(疲れやすい、顔・下肢がむくむ、食欲がなくなるなどの症状さらに強くなる)がおこります。また多くの場合、肺に血液が滞り、肺での酸素交換が障害され軽作業でも息切れを感じます。お薬ではコントロールできなくなり、手術が必要となることもあります。

当診療所では心臓超音波機器“エコー”を備えており、弁膜症以外にも各種心臓の機能を調べることができます。

閉塞性動脈硬化症・頸動脈疾患

動脈硬化症とは簡単に言うと「動脈がかたくなる」ことです。動脈がかたくなるだけでなく、血栓や不純物が血管の中に付着することで、血管内側がせまくなったり、詰まったりして危険な状態に陥ります。血管の内側が狭くなると必要な酸素、栄養がいきわたらず、臓器や組織が正しく機能しなくなります。さらに血管が詰まると臓器や組織に血液が流れず、壊死してしまうこともありますので注意が必要です。この動脈硬化が足で起きると、歩行時の下肢痛や潰瘍病変などにつながる可能性があります。さらに首の動脈「頸動脈」にこの動脈硬化が生じると、同様に首の動脈が痛み狭窄が生じることで、脳梗塞といった重篤な脳疾患につながる可能性があります。

当診療所では動脈硬化検査装置があり、下肢動脈の閉塞度などを調べることができます。また超音波機器“エコー”で首の血管の性状を把握することができます。

大動脈瘤

大動脈瘤は血管にできたコブ“瘤”です。大動脈瘤は胸部の大動脈や腹部の大動脈にできますが、瘤が大きくなりすぎると破裂などの危険があります。瘤の大きさによってはいくつか治療方法があり、外来で専門医が説明いたします。大動脈瘤の“予防”には血圧やコレステロールなどの脂質の状態などが重要です。ご心配な方はきちんとご説明しますのでお気軽に相談ください。